住宅インスペクション（ジュウタクインスペクション）

「住宅インスペクション」とは、ホームインスペクター（住宅診断士）によって住宅の欠陥の有無や劣化状況などを診断してもらうことである。ホームインスペクション、住宅診断とも言う。新築住宅、中古住宅ともにインスペクションの対象であるが、特に中古住宅においては、所有者の利用状況や管理状況によって、それぞれの物件の品質にばらつきがあり、売買やリフォーム前の「住宅インスペクション」の重要性が増している。しかし「住宅インスペクション」を行なう業者によって診断項目が異なったり、診断結果に大きな差が生じたりして、消費者には分かりづらい物であった。そこで2013年（平成25年）6月に、国土交通省が「既存住宅インスペクション・ガイドライン」を策定し、診断方法や項目に一定の基準が設けられた。