新住宅市街地開発事業（シンジュウタクシガイチカイハツジギョウ）

「新住宅市街地開発事業」とは、新住宅市街地開発法に基づき、都市計画で定められた市街地開発事業のひとつ。住宅の需要が著しく多い地域に、良好な住宅市街地を開発することを目的として実施される。多摩ニュータウン、千葉ニュータウンなどはこの事業によって建設された。「新住宅市街地開発事業」の特徴は、地域全体の都市基盤整備を前提に、住宅だけでなく、道路、公園、学校、病院、ショッピングセンター、事業所などを包括する複合都市機能を持った、言わば本格的なニュータウンづくりを行なうこと。事業の実施にあたっては、対象区域の土地を全面的に買収し、マスタープランに基づいて宅地や公園用地、道路などを造成、その後、公募を原則として住宅の需要者に売却するという方法が採られる。