中高層階住居専用地区（チュウコウソウカイジュウキョセンヨウチク）

中高層階住居専用地区とは、都心の人口回復や、職住のバランスの取れた地域づくりを行なうために、都心部やその周辺の商業地域において、指定階以上を住宅の用途に指定するように規制される、都市計画法で定められた特別用途地区のことである。なお、ここで言う住宅には、一般住宅の他共同住宅、寄宿舎、老人ホームなども含む。中高層住宅住居専用地区は、市区町村によって指定され、その地区内では立体用途規制（地上から何mまでを商業施設や事務所等の階とし、その上を住居専用の階にする等の規制）により、中高層階の住居の確保が図られる。また、地区内では事務所等の立地が制限され、さらに、良好な住環境を確保するため、階数に関係なく一定の風俗営業等が禁止となる。