建築設備（ケンチクセツビ）

「建築設備」とは、建築物に設ける様々な設備のこと。例えば電気やガス、水道などのライフラインから、排水設備、換気、冷暖房といった各種設備まで様々な物を指す。煙突や昇降機、避雷針も「建築設備」に含まれるが、建築基準法の中では、ライフラインにかかわる物を「建築設備」と呼ぶ。建築物本体に比べるとランニングコストが大きく、快適性などにも影響を与えることに。その分、ライフサイクルが短く、「建築設備」の保守点検を繰り返していかなければ、建築物本体の寿命を縮める可能性がある。建築設計と同時に行なわれていくことから、事前に必要要件を盛り込んでおかなければならない。建築時には、請負会社が同時に施工することが一般的だが、大規模になると分離発注するケースもある。