カスケード

「カスケード」とは、カーテンを上飾りの両端から折りたたみ、波の形に垂れ下げた布飾りのこと。ドレッシーな生地を使い、幾重にもひだを落とした縁取りで、滝が流れるように作られている。小さな滝のように見えるため、「小さな滝」を意味する「カスケード」、または懸崖飾りと呼ばれる。「カスケード」とは本来、イタリアのルネッサンスに良く見られた、庭園に人工的に造られた小さな滝、水階段などのこと。上飾りの一種で、ファブリックを自然なカーブにして半円形に形付けたスワッグと組み合わせることが多い。その場合、スワッグの表と裏に縫いとめるためアメリカでは「スワッグ&カスケード」と呼ばれ、伝統的で優雅なイメージの仕上がりとなる。