現物給与（ゲンブツキュウヨ）

現物給与とは、金銭ではなく食事や商品など現物で支給された物のうち、経済的利益として認められる物のこと。給与所得の一部として見なされ、所得税の課税対象となる。通常、給与は金銭で支給されるものだが、様々なケースで経済的利益を受けられることも。国税庁は次に挙げる4つのような場合を現物給与と見なしている。（1）物品その他の資産を、無償または低い価額により譲渡したことによる経済的利益。（2）土地、家屋、金銭その他の資産を無償または低い対価により貸し付けたことによる経済的利益。（3）福利厚生施設の利用など（2）以外の用役を無償または低い対価により提供したことによる経済的利益。（4）個人的債務を免除または負担したことによる経済的利益。つまり、例えば勤め先から何かを貰った、安く提供してもらったと言う場合には、現物給与として扱われることがある。