源泉徴収票（ゲンセンチョウシュウヒョウ）

源泉徴収票とは、源泉徴収がどのように行なわれたかを通知する、源泉徴収義務者から支払先へ渡される書類のこと。給与所得者の場合は毎年12月の給与明細と合わせて渡されることが多く、源泉徴収票によって年末調整がどのように行なわれたかを知ることができる。給与所得者ではなくフリーランスなど個人で事業を営んでいる場合は、毎年の確定申告の法定期限に間に合うよう、報酬の支払い主から源泉徴収票に相当する「支払調書」が送付され、受け取った個人はこれをもとに確定申告を行なう。また、支払調書を資料として確定申告書類に添付することが定められている。支払調書には支払額や源泉徴収額などが明記されており、2016年（平成28年）度以降はマイナンバーも記載される。確定申告により源泉徴収された額が、実際の税負担額よりも多かった場合は還付され、少なかった場合は不足分を納税しなければならない。