退職所得（タイショクショトク）

退職所得とは、退職したことにより得られた給与所得のことで、退職手当、一時恩給、社会保険制度などにより退職をきっかけとして支給される一時金など。また、引き続き勤務する人に支払われる給与のなかにも、一定条件を満たす物は「退職手当等」とされ、退職所得として扱われる。退職所得の金額は、「収入金額（源泉徴収される前の金額）－退職所得控除額）×1／2＝退職所得の金額」で算出。退職所得は原則として他の所得と分離して所得税額を計算する。退職手当などが支払われる際、「退職所得の受給に関する申告書」を提出していれば、支払う側が所得税・復興特別所得税を計算し、源泉徴収にて納税手続きを行なってくれるため、確定申告は不要。申告書の提出がない場合は、20.42％を源泉領収されるが、確定申告で税の精算ができる。