退職所得控除額（タイショクショトクコウジョガク）

退職所得控除額とは、退職所得に対して差し引ける金額のことで、勤続年数に応じて変化する。勤続年数が20年以下の場合は、40万円×勤続年数。ただし、80万円に満たない場合は80万円が控除額になる。勤続年数が20年を超える場合には、800万円＋70万円×（勤続年数－20年）で算出。長く同じ企業に勤続していた方が控除額は多くなる。なお、障害者になってしまったことが原因で退職した場合には、先に紹介した控除額に100万円を加算。また、前年以前に退職所得を受け取ったことがあるときや、同一年中に2ヵ所以上から退職金を受け取った場合には、控除額の計算が異なることがある。