目的税（モクテキゼイ）

目的税とは、税金の使い道を明確に定めた税のこと。各種の税法で規定されるため、国や地方公共団体はその使い道以外に、その税を使うことができない。目的税はその多くが地方税であり、道府県税の目的税は、「狩猟税」、「水利地益税」など。市町村税の目的税は「入湯税」、「事業所税」、「都市計画税」、「水利地益税」、「共同施設税」、「宅地開発税」、「国民健康保険税」などがある。目的税の使い道は原則的に税負担者にとっての利益になるよう使われることが定められている。
例えば「入湯税」であれば、税負担者は温泉施設の利用者だが、そうして集められた入湯税は、温泉施設の健全な運営のために使用される。