個人年金保険料控除（コジンネンキンホケンリョウコウジョ）

個人年金保険料控除とは、所得税法により定められた控除制度のひとつ。一定の要件を満たす個人年金保険に加入している場合、その保険料の一部について、一般的な生命保険料控除や介護医療保険料控除とは別に所得から控除できる。個人年金保険料控除を受けられる要件には、まず、加入している個人年金保険に「個人年金保険料税制適格特約」が付加されている必要がある（自動的に付加される個人年金もある）。その上で次に挙げる4つの要件をすべて満たさなければならない。（1）年金の受取人が契約者本人または配偶者であること、（2）年金の受取人が被保険者と同一人であること、（3）保険料払込期間が10年以上であること、（4）加入している個人年金が確定年金の場合、年金支払開始日における被保険者の年齢が60歳以上で、かつ年金支払期間が10年以上であること。