国庫金（コッコキン）

国庫金とは、国（政府）の資金のこと。日本銀行は、資金の歳入（一般家庭で言う収入）、歳出（一般家庭で言う支出）にかかわらず、また、歳入歳出外現金（保管金、供託金などで、歳入にも歳出にもならないお金）も含めて、いずれも「国庫金」と呼んでおり、一般家庭で言う「お金」のような広い意味で使われる言葉である。なお、国庫金のうち歳入金は国税や社会保険料などの名目で納入されたお金であり、税金の主な行き先ということになる。国庫金は会計法に基づき日本銀行へ政府預金として預けられ、すべての国庫金は政府預金を通じて受払が行なわれ、日本銀行はこれらの出納事務、資金経理事務、計算整理事務を担う。政府預金は国庫金の性格に応じて当座預金、別口預金、指定預金などの種類に分類されて勘定されている。