死亡給付金の非課税枠（シボウキュウフキンノヒカゼイワク）

死亡給付金の非課税枠とは、保険契約に基づいて死亡保険金を受け取った場合に、一定額については非課税枠として扱われる制度と、それによって定められた非課税範囲のこと。死亡保険金は、亡くなった人（被保険者）、保険料を負担した人、保険金を受け取る人がそれぞれ誰かによって、「所得税（保険料を負担していた人が、保険金を受け取る場合）」（一時所得または雑所得）、「相続税（被保険者が保険料を負担しており、相続人が保険金を受け取った場合）」、「贈与税（被保険者、保険料を負担していた人、保険金を受け取る人のすべてが異なる場合）」のいずれに相当するかで異なり、死亡給付金の非課税枠はそれぞれの場合で計算方法も異なる。例えば所得税の一時所得として扱われる場合は、支払い済みの保険料などを差し引くことができ、一時所得の特別控除を差し引いた上で、2分の1に相当する額が非課税とされる。