馬（ウマ）

「馬」とは、作業台や作業足場のことである。馬の姿と作業台の形が似ていることからこのような呼び名が付いた。この作業台の上に木材を置いて鉋を掛けたり、何台かを並列に置いて木材や鉄筋の加工をしたりするのに使用する。加工の際には材をかすがい等で固定してから作業を行なう。また、二台に足場板を渡して、作業用の足場としても使用する。さらに、馬は、アンテナの支柱が棟をまたぐときに使う足や、鉄筋の下に入れて被り厚を設けるためのプラスチック製スペーサーのことを指す場合もある。一般に4本の脚があって、上に何かを載せる目的があるものは馬と呼ばれる。4本足の動物は馬以外にも牛や犬などが昔から親しまれているが、上に物を載せる用途では馬が最もよく用いられていたことから馬と呼ばれる。