アーティフィシャル

「アーティフィシャル」とは、自然ではなく人によって作られたさまを表す言葉。例えば、「アーティフィシャルスマイル」といった言葉は、作り笑顔を連想させ、わざとらしいさまを表すものとして使用される。また、近年使われるようになった言葉に「アーティフィシャルフラワー」というものがあるが、これは、「生け花」ではなく、「造花」を意味する。しかし、この場合は、造花といっても紙や布などで作られた物とは異なり、ポリエステルやポリエチレンなどの素材でできた物。そのため、クオリティが高く、アレンジ方法によっては、生け花では出せない美しさを表現できる。さらには、保存状態の良さも評価されている。このアーティフィシャルフラワーは、飾り場所を限定せず、手入れの手間がないことから、インテリアとしても人気が高い。

「ナチュラル」とは、そのままの様子を言う。本来は、自然その物であったり、自然のままで人の手が加わっていない様子を示したりする言葉。ただ、自然に存在する物だけでなく、人工的な物でも自然を感じる物を表現する際にも使用される。また、物や雰囲気だけでなく、自然な人の振る舞いを表現する場合にも用いられる。住宅に関しては、部屋の雰囲気や家具のテイストを表現する際に使用されることが多い。自然の木の風合いを残した様子や、華美でない装飾の様子を表現する。形容詞として使用され、「ナチュラルスタイル」や「ナチュラルトーン」のように他の語と組み合わされることも。対義語は「アーティフィシャル」であり、人工的、不自然という意味である。