土地活用のパイオニア、東建コーポレーションの用語辞書です。賃貸マンション経営やアパート経営を始めとした土地活用に関する建築法規や宅建用語など、様々な専門用語を解説しています。
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用語辞書トップへ戻る「裏座敷」とは、家の奥にあり、家族や身内が主に使用する座敷のこと。反対語・対称語は「表座敷」(おもてざしき)。裏座敷が残っている住宅の中でも、国家指定文化財に指定されている物がある。例えば、愛知県にある「旧磯部家住宅」(きゅういそべけじゅうたく)の裏座敷は、国土の歴史的景観に寄与しているとして、文化財に指定されている。大正時代に造られたこの住宅には、主屋の奥の中庭を渡り廊下が通り、その先に裏座敷を配置。裏座敷は平屋になっており、8畳と5畳半の部屋が繋がった広さを持ち、屋根は「唐招提寺講堂」(とうしょうだいじこうどう)や「円覚寺舎利殿」(えんがくじしゃりでん)でも採用されている、「入母屋造」(いりもやづくり)という構造の瓦屋根になっている。柱やその上部の構造を支える桁(けた)、そして見える箇所には美しい垂木(たれき)が使用され、その外観は、シンプルでありながら、洗練された佇まいとなっている。
「表座敷」とは畳敷きの部屋の1種で、現代の一般的な家屋では、いちばん良い和室のことを指す。玄関に近く、客間として使用される座敷は「表座敷」という言葉が用いられ、家族が団らんする和室のことは「奥座敷」という反対語・・対称語で表される。日本古来座敷は使用されており、鎌倉時代から「書院造」(しょいんづくり)の家屋に客用の座敷が設けられて、対面したり酒宴を行なったりする部屋であった。また、もともとは武士に必要な書斎の役割を果たしていた書院が、時代が進むにつれて広い客間になっていったのである。その後、畳敷きの部屋が普及すると、座敷に豪華な「床の間」(とこのま)を配し、障子や襖の意匠にも工夫を凝らすようになった。このような座敷が、近現代の和室における表座敷に当たり、日本の旧家の遺構では、趣向を凝らした床の間や棚、「付書院」(つけしょいん)などのいわゆる「座敷飾り」が今でも見られる。
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