土地活用のパイオニア、東建コーポレーションの用語辞書です。賃貸マンション経営やアパート経営を始めとした土地活用に関する建築法規や宅建用語など、様々な専門用語を解説しています。
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用語辞書トップへ戻る「竣工」とは、予定していた建築物や土木関係などの工事が完了することを指す。反対語は「着工」(ちゃっこう)、もしくは「起工」(きこう)。「竣工」の同義語には、「落成」(らくせい)や「完工」(かんこう)といった言葉がある。
工事の大部分が終了した段階で、施工会社や工事監理者、現場監督などの工事責任者だけでなく、施主も立ち会って施工状態をチェックする検査のことを「竣工検査」と呼ぶ。これは、内装などに汚れや傷がないか、最初に提示された設計図や仕様書など通りの仕上がりになっているか、設備がすべて正常に作動するかなど、外構を含めて不備がないかを一つひとつ調べる検査。このときに不具合や施工不良などが見つかった場合は再度工事を行ない、その出来上がりが確認されたあと、施主に引き渡される。また、竣工検査とは別に、「建築基準法」に基づいて竣工後(原則4日以内)に指定確認検査機関、または建築主事に申請し、「完了検査」(かんりょうけんさ)を受けなければならない。検査の結果、適法である判断されば「検査済証」が交付され、その建築物の利用が可能になる。
「起工」とは工事を始めることで、反対語には、工事が完成するという意味である「竣工」(しゅんこう)や「完工」(かんこう)がある。日本では起工の前に工事関係者が集まり、「地鎮祭」(じちんさい)が行なわれることが多い。地鎮祭は、「日本書紀」に記述があるほど歴史が古く、工事が無事に終わるように、その土地の神様に祈る儀式。「地祭り」や「とこしずめの祭り」などとも呼ばれ、神式と仏式がある。整地されてまだ何の建築物のない状態の土地の四隅に竹を立てて、しめ縄を張って榊(さかき)を飾り、真ん中の祭壇に酒や米、水などを供え、神主の祝詞(のりと)の奏上により執り行なわれるのが一般的な方式。地鎮祭は地方によっても特色があり、例えば中国・四国地方では、「出雲屋敷」(いずもやしき)と称して、「出雲大社」から頂いた砂である「御砂」(おすな)を巻き、災いが来ないように祈りを捧げる。
「着工」とは、建築や土木などの工事を始めることである。「ちゃっこう」と読み、「新居の建設を来月から着工する」などと表現し、工事がスタートすることを示す言葉。「起工(きこう)」も同じ意味で使われるが、起工は、大規模な工事の際に使用される。着工と同じ使われ方で「着手」があるが、着手は工事の準備を開始することを指す。したがって着工とは使い方が分けられている。1959年(昭和34年)から行なわれている調査に「建築着工統計」がある。これは、国土交通省が月次・年度計で公表。建築や住宅の基礎資料を得ることを目的に、全国の建築物の実態を調査している。国の住宅政策や景気指標に活用されている日本で、唯一の基本統計である。
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