少子高齢化（ショウシコウレイカ）

「少子高齢化」とは、少子化と高齢化が同時に進行することで、人口の年齢構成において若年層の比率が低下し、高齢者層の比率が増加する現象のこと。「少子高齢化」の進行は、社会の各分野に大きな影響を及ぼすが、不動産関連では空き家・空き地など、所有者の高齢化で管理できない、または利用者の減少で利用されない不動産が増加し、周辺に外部不経済をもたらす。こうした問題に対応するため、条例等により空き地などの維持管理の義務付け等を講じている市区町村も存在する。また、行政や地域の企業・住民、NPOなどによる、空き家・空き地の地域交流・福祉サービス等の場としての活用、空き家を利用した地域への住み替え・定住支援と言った取り組みも行なわれている。

「多子若齢化」とは、イスラム地域において、若い世代の人口が急激に増加し続けている問題のことを指す。反対語・対称語は「少子高齢化」（しょうしこうれいか）。2050年までには、世界人口の3分の1をイスラム教徒が占めると推測されている。中東諸国、及び「アラブ連盟」に加盟している北アフリカ諸国を指す地域「MENA」(ミーナ)では、1970年（昭和45年）に1億9,000万人だった人口が、1995年（平成7年）には、倍の3億8,000万人にまで上った。また、人口ピラミッドで見ると、日本やヨーロッパの25歳未満の人口は、全人口の30％程度だが、中東や中東以外のイスラム諸国の場合は、全人口の60〜70％にもなる。これは、イスラム圏において出生率が増加しているだけでなく、医師の数も増加していることがその要因。医師が増えたことで、ほとんどの赤ん坊が亡くならずに成人しており、その結果、人口がネズミ算式に増加しているのである。