直接照明（チョクセツショウメイ）

「直接照明」とは、照明として、光の方向が、光源から直接下方向に向かう方法のこと。効率の高い照射方法であり、光の力をそのまま使うことができるため、照明の効率は非常に高い。経済的な面を考えても、効率の良さにつながっていく。天井に取り付けた蛍光灯やシーリングライトだけではなく、電球をそのまま下げた方法も直接照明となる。光の量の基準としては、90％以上の光が下方向へ直接向いている場合を直接照明と呼ぶ。効率が高まる反面で、天井の隅や部屋のコーナーなど影になりやすい部分を作り出すことがある。つりさげ方によっては圧迫感を抱いてしまうことになるため、居間にはシーリングライトのような方法を用いることが多くなった。

「間接照明」とは、照明器具の光を直接あてるのではなく、天井や壁などに反射させることで、間接光とする照明方法のこと。天井や壁に反射させているため、やわらかい光にすることができ、雰囲気も落ち着いたものにできる。これは、陰影が浮き上がりやすくなるからである。間接照明にすることで照明効率は悪くなる代わりに、照度を一定にすることができるというのがメリット。生活を考えた場合、直接光を当てる直接照明の方が効率的であるが、空間に対して余裕を持たせるという意味では間接照明の方が良い。種類も豊富に存在し、色や方法を変えていくことで、肉体のみならず精神的にも余裕を感じさせることができるようになるのもメリットと言える。