破損（ハソン）

「破損」とは、物が壊れたり傷んだりすること。また、壊したり傷付けたりすることも「破損」である。自分で物を壊すこと、他人から壊されることのどちらとも「破損」という言葉を使う。類語として「損壊」や「損傷」などがあり、「破損」と同じような使い方をされる。車では災害や事故などにより、車が「破損」することによって被害を受けてしまう。車の破損は被害によって多額な費用が掛かってしまうので、費用の多大な出費を防ぐために保険などの制度がある。また、家屋を火災で破損した場合には火災保険、地震による家屋の破損では地震保険があるため、家屋の破損による多額な出費に備えて入っている人も多い。英語で破損は「Damage」で、破損するという言葉になると「be destroyed」など、数種類の表現の仕方がある。

「修繕」とは、建物が悪くなったり破損したりした部分を直すことである。劣化した部材、部品、機器などの性能や機能を竣工時の状態を、実用上に支障のない状態までに回復させることを意味する。建築基準法においては、建築物のある部分をほとんど同じ材料を使って、同じ寸法や形状で造り替えることで、品質や性質を回復させる工事のことを修繕と呼ぶ。その一方で、別の仕様を用いて造り替えることで、品質や性能を回復させる工事のことを「模様替え」としている。また、住宅設備が故障し、部品を取り換えることで品質や性能と回復させる工事のことを「修理」と呼んでおり、これは修繕工事に含まれる。また、この修繕に加えて、性能や機能をグレードアップさせる工事のことを「改良」と呼び、修繕と改良の両方を行なうことで建物の性能を改善する工事を「改修」と言う。