バイヤー

「バイヤー」とは、企業や店舗が扱う商品の買い付けを行なう者である。ひとつの商品を専門的に買い付ける「バイヤー」がいる一方、企業が扱う商品を一手に請け負う「バイヤー」もいる。国内をはじめ世界を飛び回る「バイヤー」は、売上向上のために消費者のニーズをいち早く察知し、見極めながら買い付けなければならない。そのため、ターゲットとなる消費者の年代、性別などに合わせた膨大な情報量が必要である。買い付けに限らず、価格設定やレイアウトなどを担うこともあり、販売戦略をプランニングすることも重要。商品売買のノウハウを熟知し、消費者のニーズや流行を敏感に察知しながら行動する力が求められる。企業や店舗の売上向上になくてはならない存在である。

「サプライヤー」とは、直接的な意味としては物品の供給者のことである。商品を供給する企業や人のことで、原料を輸出する業者や国のことも表す。商品の供給者、売り手という意味で、建築においては建材供給業者の総称として使われる。サプライヤーには、ディストリビューター（＝販売代理店）、ホールセーラー（＝問屋）、ディーラー（＝建材店）と呼ばれるものが含まれるが、それぞれの定義はあいまい。もともとはsupplierという英単語からきており、供給源、仕入先、納品業者といった意味を持つ。小売業者からするとメーカーや卸、生産者がサプライヤーとなる。工業製品メーカーにとっては原材料メーカーや部材メーカー、製造機械メーカーなどがサプライヤーと言える。