膨張タンク（ボウチョウタンク）

「膨張タンク」(ぼうちょうたんく）とは、「膨張水」を吸収するためのタンク。膨張水とは、水は温度が高くなればなる程、体積が膨張することから付けられた、呼び名。温水循環回路の上部よりさらに上に設置する必要があるため、建物の屋上に設置されることが多い。また膨張タンクが採用されている主な場所としては、お湯を大量に使用する住宅やマンション、オフィスビル。理由は、給湯システムや空調システムなどで発生する膨張水を吸収するため。また、タンクは主に密閉式タンクと開放式タンクの２種類が存在する。開放式タンクは、膨張水を容器で受けるタイプのもの。密閉式タンクは、タンク内部の装置で膨張水を吸収するタイプのものである。