インセンティブ

「インセンティブ」とは、元々の意味は人や組織が目標を達成するための刺激・誘因を指すが、日本では動機付け・見返りに近い意味として用いられている。企業で使われる場合は、社員の販売意欲を向上させる施策のことを言う。社員が業績を上げたり、社外コンテストで優秀な成績を収めたりした際、一般的な給与やボーナス以外で、特別に与えられる報奨金などが該当する。企業側は社員への賃金が増えるが、社員の働く意欲が刺激されるため、企業自体が活性化したり、売上向上によって利益が増えたりするメリットがある。企業内だけでなく、顧客に対して行なわれる購入金額に応じたポイント還元や、値引き券・商品券・粗品などの提供も「インセンティブ」と表現されるようになった。