概算見積（ガイサンミツモリ）

「概算見積」とは、設計図書が完成する以前、あるいはそれが完成した際に、工事金額の概数を知るために行なわれる見積もりのことを言う。建物を建てる際において、発注者や設計者、予算、与件や条件を含めた設計スペック、施工する会社のコストバランスなどに沿ったコスト算出を行なうことが、見積手法においては重要だと言える。見積を粗から密にし、事業構想から契約、着工までの各段階に応じたコスト算出を行なうことも見積手法においてポイントだ。作業の各段階におけるコスト算出は、概算と精算に分けられる。概算についてはその正確さに応じて、超概算、概算、精概算の3種類にと、さらに分類されている。