資産課税（シサンカゼイ）

資産課税とは、国や地方公共団体が、個人や法人の所有する資産や財産に対して課する税のこと。個人・法人の所得に対して課せられる所得税などの「所得課税」、消費税などの消費に際して課せられる「消費課税」などと並ぶ税の種類を表している。課税の対象になる物によって税の名称が細分化され、例えば、遺産の相続に際して課せられる相続税、財産の贈与に際して課せられる贈与税、土地や家屋を所有している人に納税義務がある固定資産税などがある。自動車を所有する財産と見なして課す自動車税、軽自動車税も資産課税に該当。また、市町村が条例によって定める都市計画区域内の土地・建物に課せられる都市計画税も、資産課税のひとつである。