相続税の軽減（ソウゾクゼイノケイゲン）

相続税の軽減とは、相続の際に利用できる様々な軽減特例のこと。相続税を計算する際には、その状況に応じて多様な特例が設けられている。「配偶者の税額軽減（配偶者が相続した場合は、法定相続分または課税価格1億6,000万円までの財産は相続税が課せられない）」、「小規模宅地等の特例（330㎡までの土地建物をマイホーム用として相続した場合は、価格の評価額を80％減額できる）」、「特定事業用資産の特例（一定の取引相場を下回る株式などを取得した場合、一定条件を満たせば課税価格が軽減される）」、「相次相続控除（10年以内に相続が2回以上あった場合に、相続税額から一定金額が控除される）」、「贈与税額控除（相続開始前3年以内の贈与財産は相続税の対象になるが、贈与税をすでに納税している場合は相続税から控除される」など。この他、相続を受けた人によって受けられる「未成年者控除」、「障害者控除」がある。