耐久性（タイキュウセイ）

「耐久性」とは、ある材料が外部からの物理的、化学的な影響に対して、どれだけ長く抵抗できるかを示す性能のこと。建築物では、柱や梁、壁などの基本構造部分の耐久性と、設備配管などの耐久性が異なる。また、材料の選定の仕方、維持管理の方法によっても耐久性が変化する。骨材の凍結融解作用に対する安定性、風などの浸食、すり減り作用に抵抗する性質のことを指す。アスファルト舗装では、剥離やはく脱、ひさんやひび割れが起こりにくいことを耐久性が高いと言う。品確法の住宅性能表示制度では、耐久性に相当する項目として「劣化の軽減に関すること」劣化対策等級が定められている。劣化対策等級は1〜3級まで定められており、最高の等級3では、約75〜90年間大規模な改修工事が不要だ。