建築施工マニュアル


3.舗装/ブロック系舗装
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  ブロック系舗装の構成・仕上がり例を図1に示す。( )内は最大積載量4t以下の車両の通行が想定される場合の厚さである。

 
 
ブロック舗装の舗装構成例




  コンクリート平板 …… JIS A 5304(舗装用コンクリート平板)の形状及び寸法のものを使用する。表1に示す。

 
 
舗装用コンクリート平板の形状寸法(JIS A 5304)


  インターロッキング …… インターロッキングブロックには、60mmと80mmがあるが車両の通行が予想される場合80mmを使用するのが望ましく、ブロックが移動し目地間隔が小さくなると、ブロック同士が接触し、角欠けや割れの原因になることから、目地間隔を確保する目的でブロック側面に突起のある(目地キープ)ものを使用する。尚、形状及び品質規格の例を表2に示す。

 
 
インターロッキングブロックの品質規格


  舗石 …… 舗石に用いる石材は、JIS A 5003(石材)の2など品とし、種類、形状、寸法は設計図書によるものとし、品質規格の例を表2、形状は表3(別表)に示す。通常舗石とは自然石を小割りにしたものを使用する場合が多く、一辺90mm程度の立方体ものか、厚さ20mm程度で一辺が100mm程度の正方形を使用する例が多い。


 
  段差が生じるとつまずきの原因となる為、不同沈下が生じない施工する。
  舗装材の敷き並べの際、基準となるものから水糸を張り、目地・高さを調整しながら敷き並べ、木片などのクッション材を当てながら、ハンマーでたたき仕上る。この時のブロック間の段差は2㎜以内とする。
  ブロックの入らない曲線部や角切り部などは、ブロックを切断加工するか、ブロックと同厚のコンクリートを打設し、ブロックに合わせて目地を設ける。
  ブロック系舗装の仕上がりの平坦性は、特記が無ければ3mm以内とし、車道用では3mプロフィルメータによって測定し、その測定結果が5mm以内とする。
      →(社)インターロッキングブロック舗装技術協会『インターロッキングブロック舗装設計施工要領』